厳島神社式年祭 弁天様のお開帳
お開帳について
  ◆能生白山神社
能生白山神社・春の大祭
伝統あふれる稚児舞楽
  能生白山神社の大祭は町をあげて祝う。古式豊かななかに厳粛な祭礼の執行は伝統文化の威風をそのままに残す。厳しい潔斎を経て選ばれた稚児が祭りの主役を演じる。稚児舞楽について室町時代に能生を訪れた漢詩人であり禅僧でもあった京の都の万里集九(ばんりしゅうく)は、長享2年(1488)10月27日に、「太平寺の鎮守白山権現は、来歳三月念二三の両朝祭祀の舞童あり」と記している。

  舞楽は12曲で、祭り先導役の大人衆による獅子舞は勇壮で動きも激しく数分にして交代を余儀なくされる。行列の先頭にあって悪魔邪鬼をはらう。以下振舞(えんぶ)・候礼(そうらい)・童羅利(どうらり)・地久(ちきゅう)と稚児の舞が水舞台の上で演じられる。能抜頭(のうばとう)は、大人、泰平楽(たいへいらく)は稚児、納曽利(なそり)は大人、弓法楽(きゅうほうらく)・児抜頭(ちごばとう)・輪歌(りんが)は稚児とアクセントをつけ最後にまっかな朱色の衣に身を包んだ陵王(りょうおう)が端懸り(はしがか)に姿を現し、祭舞台は最高潮に達する。
能生白山神社 春の大祭
能生白山神社 春の大祭

能生白山神社 春の大祭
境内横にある歴史民俗資料館

能生白山神社 春の大祭
白山神社宝物殿に収蔵されている「はがせ船絵馬」(国重要文化財)
陵王
陵王
輪歌
振舞
  それにしても児抜頭を演じる舞台はたとえようもない美しさである。小柄な幼童が、きりっとしまった体へ紫の狩衣に指貫をまとい、きれいにそり落とした頭に、花天冠(はなてんかん)をつけ、赤いひもを顔、あごにかけてきりりとしめる。笛と太鼓の音もかすむかと思われる立振舞(たちふるまい)に人々はしばし時の流れを忘れ釘付けにされる。
『にいがた歴史紀行』より  
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