『古事記』には、越の国の奴奈川姫と出雲の大国主命のロマンスが記されている。
大国主命は越の国に「奴奈川姫」という賢く美しい姫がいるという噂を聞き、求婚するために越の国に訪ねて行く。奴奈川姫は大国主命と歌を贈答し、すぐには求婚には応じなかったが、一日後に求婚を受け入れ、結婚した。
糸魚川市能生地域では毎年夏と秋の2回、奴奈川姫にまつわるお祭りを開催しています。
夏の陣では、舞台が千八百年前にタイムスリップ。弥生時代にさかのぼり、奴奈川姫と大国主命のラブロマンスを再現します。そして民の喜びの行列がくりひろげられます。糸魚川地域の伝説の姫"奴奈川姫"をテーマに、大竜行列、巫女の舞等がくりひろげられます。
秋の陣では、直径2.5m、重さ8t、高さ1.5mの大ウスを使い、1,000人によるもちつき大会や弁天太鼓の演奏、縁日広場など、華麗なる太古のロマンスが蘇ります。