藤の名所・月不見の池 はやかわ藤の里
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はやかわ藤の里みどころMAP
糸魚川市の清流早川に抱かれた早川谷に点在する名勝月不見の池を中心とした見どころ観光拠点をMAPにしてみました。



月不見の池
昔は、「井出の池」とか、「清水の池」と呼ばれていたようですが、現在の「月不見の池」の由来は巨岩が林立し、うっそうとした古木や樹木が生えていて千年も斧を入れない密林状態となって、月も見えずまた月影を湖面に映すことも出来ない神秘的な池であると言うことから、この名が付いたと言われています。
また池の中にある岩の上に祭ってある弁財天は、元々河川の神、水の神と言われる女神でありますが、ここの弁財天は、安産・子宝の恵みを与えてくれる神様で、毎年のお祭りには多くの信者の方が参詣します。
また、御礼に名前を書いておけば、守ってもらえるし、飲んで騒いでも怪我をしないと言われています。50年ごとに開帳行事があります。

戦後になってから、池の周辺が自然を活かした指定地区に選ばれています。
『県の観光地100選』昭和30年(1955年)
『にいがた景勝』昭和58年(1983年)
『県森林浴の森100選』平成8年(1996年)
『鳥獣保護区』昭和35年(1960年)
『県野鳥保護区』昭和39年(1964年)

特に、この地区はたくさんの野鳥が生息しており、5月には毎年、下早川小探鳥会が行われています。

日光寺・加賀洗心公の庭
早川谷の中程に、この地では最も古く創立は奈良時代に開山したと言われる阿弥陀山不動院日光寺と称するお寺があります。
通称、日光寺と呼ばれ何といっても拝観してほしいのは本堂裏になる庭園であり、絶対見逃すわけにはいきません。
表から、寺全体を眺めた感じとは全く違った別世界であります。
俗に、『加賀洗心公の庭』ともいわれているこの庭園は、加賀の4代目殿様洗心公が自然の美を利用して造園されたと伝えられています。
後に、小堀遠州の弟子らの設園により手が加えられたといわれています。
早川の東に向かって鉾ヶ岳・対岸の不動山、そして早川の中流を借景とした眺めはすばらしく、庭を一層引き立てています。

細池
月不見の池の裏手に牛池と並び、満々と湧水を湛える神秘の池があります。
昔から飲料水に使用されていたほどにきれいで、池の底まで透き通って見え、たとえ日照りになっても絶対に涸れることがないと言われている池であります。
昭和5年(1930年)頃細池周辺で、約2700年前の縄文式土器が出土され、脚光を浴びて発掘がさかんに行われました。
今でも時々畑の中から土器の破片が出て来ることがあります。縄文人もこの細池周辺で生活し、この水を飲んでいたことでしょう。
運が良ければ、土器がみつかるかもしれません。
透き通った神秘の細池、そしてゆったり泳ぐ虹鱒や岩魚等、一見の価値があります。